オールオン4と総入れ歯の違いとは？
結論から言いますと、オールオン4と総入れ歯は一見見た目は似ていますが、全く異なるものです。それぞれのメリット、デメリット、特徴があります。本記事ではオールオン4と総入れ歯の違いについて解説していきます。
歯を失ってしまった場合、どのような治療法があるのでしょうか？ 一般的には、総入れ歯という方法が知られていますが、近年ではインプラントのオールオン4という方法も注目されています。 オールオン4と総入れ歯は、どのような違いがあるのでしょうか？ また、それぞれのメリットやデメリットは何でしょうか？ この記事では、オールオン4と総入れ歯の違いについて、わかりやすく解説します。
オールオン4とは？
オールオン4とは、インプラント治療の一種で、顎の骨に4本のインプラント体を埋め込み、その上に12本の人工歯を固定する方法です。 オールオン4は、以下のような特徴があります。
- 一般的なインプラント治療と比べて、インプラント体の本数が少なくて済むため、費用や手術の負担が軽減される。
- インプラント体を斜めに埋め込むことで、顎の骨の量が少なくても治療が可能になる。
- 抜歯からインプラント埋入、仮歯の装着まで1日で行えるため、治療期間が短くなる。
- インプラント体と人工歯がしっかりと固定されるため、噛む力や見た目が自然で快適になる。
- インプラント体が顎の骨に刺激を与えるため、顎の骨の吸収や変形を防ぐことができる。
オールオン4は、歯をすべて失ってしまった方や、総入れ歯に不満がある方におすすめの治療法です。 オールオン4は、インプラント治療の中でも高度な技術が必要なため、専門的な知識や経験を持った歯科医師に相談することが大切です。
総入れ歯とは？
総入れ歯とは、歯を失った部分に、プラスチック製の人工歯茎と人工歯を取り付ける方法です。 総入れ歯は、以下のような特徴があります。
- 保険適用の治療であるため、費用が安く抑えられる。
- 外科手術を行わないため、身体への負担やリスクがほとんどない。
- 治療期間が短く、最短で当日に治療を完了できる。
- 総入れ歯は着脱式であるため、毎日の洗浄や保管が必要になる。
- 総入れ歯は歯茎に吸着するだけであるため、噛む力が弱く、はずれてしまうことがある。
- 総入れ歯は顎の骨に刺激を与えないため、顎の骨が痩せてしまい、見た目が老けてしまうことがある。
総入れ歯は、歯を失ってしまった方や、インプラント治療ができない方におすすめの治療法です。 総入れ歯は、歯科医師によって作製されるため、歯茎の形や噛み合わせに合わせて調整することが大切です。
オールオン4と総入れ歯の違い
オールオン4と総入れ歯は、それぞれにメリットやデメリットがあります。 ここでは、オールオン4と総入れ歯の違いを、費用や寿命、噛む力や見た目などの観点から比較してみましょう。
費用の違い
オールオン4と総入れ歯の費用の違いは、大きく異なります。 オールオン4は、自由診療であるため、保険が適用されません。 そのため、費用は高額になります。 一方、総入れ歯は、保険診療であるため、保険が適用されます。 そのため、費用は安く抑えられます。
オールオン4の費用の相場は、片顎で350万円～400万円程度です。 人工歯の素材やインプラント体の本数によっても費用は変わります。 総入れ歯の費用の相場は、片顎で3,000円～2万円程度です。 人工歯の素材や品質によっても費用は変わります。
オールオン4と総入れ歯の費用の違いは、100万円単位で異なります。 オールオン4は、高額な治療であることを覚悟する必要があります。 総入れ歯は、安価な治療であることを利用する必要があります。
寿命の違い
オールオン4と総入れ歯の寿命の違いも、大きく異なります。 オールオン4の寿命は、平均で15年程度といわれています。 インプラント体や人工歯の素材や品質、日々のケアやメンテナンスによっても寿命は変わります。
総入れ歯の寿命は、平均で5年程度といわれています。 歯茎の形や噛み合わせの変化、人工歯の摩耗や破損によっても寿命は変わります。
オールオン4と総入れ歯の寿命の違いは、10年単位で異なります。 オールオン4は、長期的な視点で考える必要があります。 総入れ歯は、定期的な作りなおしを行う必要があります。
噛む力の違い
オールオン4と総入れ歯の噛む力の違いも、大きく異なります。 オールオン4の噛む力は、本物の歯に近いといわれています。 インプラント体が顎の骨に固定されているため、強く噛むことができます。 総入れ歯の噛む力は、本物の歯の10％程度といわれています。
総入れ歯は歯茎に吸着するだけであるため、弱く噛むことしかできません。 また、総入れ歯ははずれやすく、食べ物が挟まったり、音が出たりすることがあります。 これらのことは、食事の楽しさや満足感を損なう可能性があります。
オールオン4と総入れ歯の噛む力の違いは、食生活の質に大きな影響を与えます。 オールオン4は、自然で快適な噛み心地を提供します。 総入れ歯は、不安や不快感を感じることがあります。
見た目の違い
オールオン4と総入れ歯の見た目の違いも、大きく異なります。 オールオン4の見た目は、本物の歯と変わらないといわれています。
インプラント体と人工歯が一体化しているため、歯茎の隙間や金属の部分が見えることがありません。 また、人工歯の色や形は、本物の歯に合わせて調整することができます。 総入れ歯の見た目は、人工的で不自然に見えることがあります。
総入れ歯はプラスチック製であるため、歯茎の色や質感が本物と異なります。 また、総入れ歯は歯茎にぴったりと合わないことがあり、歯茎の隙間や人工歯の境界が見えることがあります。
オールオン4と総入れ歯の見た目の違いは、笑顔の印象に大きな影響を与えます。 オールオン4は、自信を持って笑うことができます。 総入れ歯は、笑うことに抵抗を感じることがあります。
まとめ
オールオン4と総入れ歯は、歯を失ってしまった場合の治療法として、それぞれにメリットやデメリットがあります。
オールオン4は、費用や手術の負担が高いですが、噛む力や見た目が自然で快適になります。 総入れ歯は、費用や手術の負担が低いですが、噛む力や見た目が不安や不快感を感じることがあります。
どちらの方法を選ぶかは、自分の希望や予算、身体の状態などによって異なります。 歯を失ってしまった場合は、歯科医師に相談して、最適な治療法を選ぶことが大切です。
神奈川県鎌倉御成歯科では経験値の高いインプラント認定医によるインプラント、オールオン4無料相談、カウンセリングを行っております。ご希望の方は、お電話にてお申し込みください。
