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インプラントと差し歯治療の違いとは??

2024.08.01

●インプラントと差し歯治療の違いとは??

皆さんこんにちは。鎌倉御成歯科です。今回は、多くの患者さんから質問をいただく「インプラントと差し歯治療の違い」について詳しくご説明したいと思います。

歯を失ってしまった場合や、大きく損傷してしまった場合、その機能を回復するための選択肢として、インプラントと差し歯治療があります。どちらも歯の機能を回復させる治療法ですが、その方法や特徴は大きく異なります。この記事では、それぞれの治療法の特徴や利点、欠点を比較しながら、どちらの治療法が自分に適しているのかを判断する際の参考になる情報をお伝えしていきます。

●インプラント治療とは

インプラント治療は、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

インプラント治療の特徴:
1. 自然な見た目と機能
2. 長期的な耐久性
3. 周囲の歯への負担が少ない
4. 骨の萎縮を防ぐ効果

インプラント治療は、失った歯の根元から再現するため、見た目も機能も自然な歯に近い状態を実現できます。また、適切なケアを行えば長期間使用することができ、周囲の健康な歯に負担をかけることも少ないのが特徴です。

●差し歯治療とは

差し歯治療は、損傷した歯を削り、その上から人工の歯冠(かぶせもの)を装着する治療法です。

差し歯治療の特徴:
1. 短期間で治療が完了
2. 比較的低コスト
3. 歯を残せる可能性がある
4. 骨の状態に関わらず施術可能

差し歯治療は、既存の歯を利用するため、インプラントよりも短期間で治療を完了できます。また、コストも比較的抑えられるのが特徴です。

●インプラントと差し歯治療の違い

それでは、インプラントと差し歯治療の主な違いについて、詳しく見ていきましょう。

1. 治療方法
インプラント:顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。
差し歯:既存の歯を削り、その上から人工の歯冠をかぶせます。

2. 治療期間
インプラント:通常3〜6ヶ月程度かかります。骨との結合に時間が必要です。
差し歯:2〜3週間程度で完了することが多いです。

3. 耐久性
インプラント:適切なケアを行えば、10年以上持つことも珍しくありません。
差し歯:一般的に5〜10年程度で交換が必要になることが多いです。

4. 見た目と機能
インプラント:自然な歯に非常に近い見た目と機能を実現できます。
差し歯:ある程度自然な見た目は実現できますが、噛み合わせなどに若干の違和感を感じる場合があります。

5. 周囲の歯への影響
インプラント:周囲の健康な歯に負担をかけることが少ないです。
差し歯:隣接する歯を支えとして利用する場合、それらの歯に負担がかかる可能性があります。

6. 適応条件
インプラント:顎の骨の状態が良好であることが必要です。
差し歯:既存の歯が残っている必要がありますが、骨の状態には影響されません。

7. メンテナンス
インプラント:定期的な歯科検診と適切な口腔ケアが必要です。
差し歯:同様に定期的なメンテナンスが必要ですが、インプラントほど厳密ではありません。

8. コスト
インプラント:初期費用は高いですが、長期的には費用対効果が高い場合があります。
差し歯:初期費用は比較的低いですが、交換が必要になる頻度が高いため、長期的にはコストがかさむ可能性があります。

●インプラント治療のメリット

1. 自然な見た目と機能
インプラントは、失った歯の根元から再現するため、見た目も噛み心地も自然な歯に非常に近い状態を実現できます。笑顔に自信が持てるようになり、食事も楽しめるようになります。

2. 長期的な耐久性
適切なケアを行えば、10年以上使用することも可能です。長期的に見ると、差し歯よりも費用対効果が高くなる可能性があります。

3. 周囲の歯への負担が少ない
インプラントは独立して機能するため、隣接する健康な歯に負担をかけることがありません。これにより、他の歯の寿命を延ばすことにもつながります。

4. 骨の萎縮を防ぐ
歯を失うと、その部分の顎の骨が徐々に萎縮していきます。インプラントは人工の歯根を埋め込むことで、骨への刺激を維持し、萎縮を防ぐ効果があります。

5. 高い満足度
多くの患者さんが、インプラント治療後の生活の質の向上を実感しています。食事の楽しみが増え、笑顔に自信が持てるようになったという声をよく耳にします。

●インプラント治療のデメリット

1. 高額な初期費用
インプラント治療は、差し歯治療と比べて初期費用が高額になります。ただし、長期的に見ると費用対効果が高い場合があります。

2. 長い治療期間
骨とインプラントが結合するまでに時間がかかるため、治療完了までに数ヶ月を要します。即時的な解決を求める方には不向きかもしれません。

3. 外科的処置が必要
顎の骨に人工の歯根を埋め込む際に外科的処置が必要となります。これに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

4. 骨の状態による制限
顎の骨の量や質が不十分な場合、インプラント治療が難しくなることがあります。その場合、骨増量術などの追加処置が必要になる可能性があります。

●差し歯治療のメリット

1. 短期間での治療完了
差し歯治療は、通常2〜3週間程度で完了します。早く歯の機能を回復したい方に適しています。

2. 比較的低コスト
初期費用はインプラントよりも低く抑えられます。経済的な負担が少ないのが特徴です。

3. 既存の歯を活用
残存している歯を利用するため、歯の神経や歯根を残せる可能性があります。これにより、将来的な治療の選択肢を残すことができます。

4. 骨の状態に関わらず施術可能
顎の骨の状態に関わらず治療を行うことができます。骨量が少ない方でも選択可能な治療法です。

●差し歯治療のデメリット

1. 耐久性の問題
一般的に5〜10年程度で交換が必要になることが多く、インプラントと比べて耐久性に劣ります。

2. 周囲の歯への負担
ブリッジタイプの差し歯の場合、隣接する健康な歯を支えとして利用するため、それらの歯に負担がかかる可能性があります。

3. 自然さの面で劣る
差し歯は既存の歯の上からかぶせるため、完全に自然な見た目や機能を再現するのは難しい場合があります。

4. 歯を削る必要性
健康な部分も含めて歯を削る必要があるため、将来的に歯の状態が悪化するリスクがあります。

●どちらの治療法を選ぶべきか

インプラントと差し歯、どちらの治療法を選択するべきかは、患者さんの状態や希望によって異なります。以下の点を考慮して、最適な治療法を選択しましょう。

1. 口腔内の状態
- 残存歯の状態
- 顎の骨の量と質
- 全身の健康状態

2. 治療の目的
- 機能の回復を重視するか
- 見た目を重視するか

3. 経済的な要因
- 初期費用の負担能力
- 長期的なコスト

4. 治療期間
- どのくらいの期間で治療を完了したいか

5. メンテナンスへの意識
- 定期的なケアを行う意思があるか

6. 将来の展望
- 今後の口腔内の変化を考慮しているか

これらの要素を総合的に検討し、歯科医師と相談しながら最適な治療法を選択することが重要です。

●まとめ:インプラントと差し歯治療の選択

インプラントと差し歯治療、それぞれに長所と短所があることがおわかりいただけたでしょうか。どちらの治療法を選択するかは、患者さんの状態や希望、そして経済的な要因など、様々な要素を考慮して決定する必要があります。

インプラントは、自然な見た目と機能、長期的な耐久性という点で優れていますが、初期費用が高く、治療期間も長くなります。一方、差し歯治療は短期間で完了し、初期費用も抑えられますが、耐久性や自然さの面ではインプラントに劣る傾向があります。

結論として、両治療法とも10万円前後から始まりますが、インプラントの場合はそれ以上のコストがかかることが多いです。しかし、長期的な視点で見ると、インプラントの方が費用対効果が高くなる可能性もあります。

最終的な治療法の選択は、歯科医師との詳細な相談を通じて行うことをおすすめします。鎌倉御成歯科では、患者さんお一人おひとりの状態や希望に合わせて、最適な治療プランをご提案させていただいております。

歯の機能回復について悩んでいる方、インプラントや差し歯治療に興味がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。患者さんの笑顔と健康な口腔を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

人生100年時代、健康な歯で豊かな人生を送りましょう。鎌倉御成歯科は、皆様の歯の健康を全力でサポートいたします。

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