2024.03.28
オールオン4は歯周病でもできますか??
オールオン4とは、4本のインプラントで片顎全体の歯を支える治療法です。歯がほとんどない方や総入れ歯に不満がある方におすすめの方法ですが、歯周病がある場合にはオールオン4ができるのでしょうか?
この記事では、オールオン4のメリットとデメリット、歯周病との関係、注意点などを詳しく解説します。オールオン4に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
オールオン4と歯周病の関係
オールオン4は歯周病でもできるのでしょうか?結論から言えば、オールオン4は歯周病があってもできる治療法です。しかし、歯周病の程度によっては、治療の難易度やリスクが高まることもあります。
歯周病とは、歯周組織に炎症が起こる病気です。歯周組織とは、歯を支える歯肉や歯槽骨などの組織のことです。歯周病は、歯垢や歯石に含まれる細菌が原因で起こります。歯周病が進行すると、歯肉が腫れたり出血したりするだけでなく、歯槽骨が溶けて歯がグラグラになったり抜け落ちたりすることもあります。
オールオン4は、歯周病で歯が抜け落ちたりグラグラになったりした方に適した治療法です。歯周病で歯がなくなっても、顎の骨にインプラント体を埋入することで、新しい歯を作ることができます。しかし、歯周病が進行して顎の骨が大きく吸収されている場合は、インプラント体を埋入するのが難しくなります。その場合は、骨造成や骨移植などの追加の手術が必要になることもあります。
また、オールオン4を行う前には、歯周病の治療が必要です。歯周病が治らないままオールオン4を行うと、インプラント周囲炎という病気にかかる可能性があります。インプラント周囲炎とは、インプラント体の周りに炎症が起こる病気です。インプラント周囲炎が進行すると、インプラント体が外れたり、顎の骨が溶けたりすることもあります。インプラント周囲炎は、歯周病と同様に、歯垢や歯石に含まれる細菌が原因で起こります。そのため、オールオン4を行う前には、歯周病の治療で歯垢や歯石を除去し、歯肉や歯槽骨の状態を改善することが必要です。
オールオン4の注意点
オールオン4は歯周病でもできる治療法ですが、以下のような注意点があります。
- 歯周病の程度によっては、追加の手術が必要になることがある
- 歯周病の治療が完了していないと、インプラント周囲炎にかかるリスクが高まる
- オールオン4を行う歯科医院は、技術や経験が豊富なところを選ぶことが重要
- オールオン4は保険適用外で、治療費は高額になることが多い
- オールオン4は治療後も定期的なメンテナンスが必要
オールオン4は歯周病でもできる治療法ですが、歯周病の程度や治療状況によっては、治療の難易度やリスクが高まることもあります。そのため、オールオン4を行う前には、歯科医師と相談し、自分の口内の状態や治療計画をよく理解することが大切です。
オールオン4は、自分の歯と同じように使える優れた治療法ですが、一朝一夕にできるものではありません。オールオン4を成功させるためには、歯科医師と患者の協力が必要です。オールオン4に興味がある方は、まずは歯科医師に相談してみましょう。
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