2024.03.28
オールオン4の被せ物はどのようなものですか??
オールオン4とは、上顎もしくは下顎の歯全てを、インプラント治療で補う治療法です。インプラントとは、人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(被せ物)を取り付ける方法です。オールオン4では、4本のインプラントを土台として、12本分の被せ物を一体化させます。そのため、総入れ歯のように外れたり、ズレたりする心配がありません。また、インプラントの本数が少ないため、治療費や手術の負担も軽減できます。
オールオン4の被せ物の種類
オールオン4の被せ物には、主に以下の3種類があります。
- ジルコニア
- ハイブリッドセラミック
- アクリリックレジン
それぞれの特徴やメリット・デメリットについて、詳しく見ていきましょう。
ジルコニア
ジルコニアは、非常に硬くて強いセラミック素材です。人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど、美しい白さと輝きを持ちます。また、金属を含まないため、金属アレルギーの心配がありません。ジルコニアの被せ物は、天然歯に近い見た目と耐久性を兼ね備えた、最高級のインプラント上部構造です。
ジルコニアのメリットは、以下のとおりです。
- 審美性が高い
- 耐久性が高い
- 変色・着色しにくい
- 金属アレルギーの心配がない
ジルコニアのデメリットは、以下のとおりです。
- 費用が高い
- 過度な歯ぎしりをすると、かみ合う歯にダメージを与える可能性がある
ジルコニアの被せ物の費用は、約10万円から20万円程度です。インプラントの被せ物の中では、最も高価な部類に入ります。しかし、その分、長期的に見ても美しさと機能性を保つことができます。ジルコニアは、前歯や奥歯にも適していますが、特に審美性を重視する場合におすすめです。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックとプラスチックの複合素材です。セラミックの美しさとプラスチックの柔軟性を併せ持ちます。ハイブリッドセラミックの被せ物は、ジルコニアやオールセラミックに比べて、安価に白い歯を入れることができるインプラント上部構造です。
ハイブリッドセラミックのメリットは、以下のとおりです。
- 費用が比較的安い
- 強度が高すぎないため、かみ合う歯にダメージを与えない
ハイブリッドセラミックのデメリットは、以下のとおりです。
- 審美性がやや劣る
- 耐久性がやや劣る
- 変色・着色しやすい
ハイブリッドセラミックの被せ物の費用は、約5万円から10万円程度です。インプラントの被せ物の中では、比較的安価な部類に入ります。しかし、その分、経年劣化しやすく、すり減りやすいという欠点があります。ハイブリッドセラミックは、前歯や奥歯にも適していますが、特に費用を抑えたい場合におすすめです。
アクリリックレジン
アクリリックレジンは、プラスチックの一種です。総入れ歯にも使われる素材で、軽くて加工しやすいという特徴があります。アクリリックレジンの被せ物は、オールオン4の中でも最も安価なインプラント上部構造です。しかし、人工歯肉付きの仮歯と同じような見た目になるため、審美性は低いと言えます。
アクリリックレジンのメリットは、以下のとおりです。
- 費用が安い
- 軽い
- 加工しやすい
- アクリリックレジンのデメリットは、以下のとおりです。
- 審美性が低い
- 耐久性が低い
- 変色・着色しやすい
- 噛む力によっては外れやすい
アクリリックレジンの被せ物の費用は、約3万円から5万円程度です。
インプラントの被せ物の中では、最も安価な部類に入ります。しかし、その分、長期的に見ても美しさと機能性を保つことができません。アクリリックレジンは、前歯や奥歯にはあまり適していませんが、特に費用を抑えたい場合や、仮歯として使う場合におすすめです。
まとめ
オールオン4の被せ物には、ジルコニア、ハイブリッドセラミック、アクリリックレジンの3種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、費用や審美性、耐久性などが異なります。自分の希望や予算に合わせて、最適な被せ物を選ぶことが大切です。
オールオン4の被せ物に関するご相談は、インプラント治療に精通した歯科医師にお任せください。
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