2024.03.28
オールオン4で使用する素材は??
オールオン4で使用する素材は、インプラントフィクスチャー(ネジの部分)と仮歯と補綴上部構造に分けて考えることができます。インプラントフィクスチャーとは、顎の骨に埋め込む人工歯根のことで、オールオン4では4なみさん6本のインプラントフィクスチャーで片顎全体の歯を支えます。
補綴上部構造とは、インプラントフィクスチャーに取り付ける人工歯と歯茎の部分のことで、オールオン4では12本の人工歯と歯茎が一体となったブリッジ型の補綴物を使用します。
オールオン4のインプラントフィクスチャーの素材
インプラントフィクスチャー(ネジの部分)の素材は、主にチタンやジルコニアが用いられます。チタンは金属の中でも生体親和性が高く、顎の骨と結合しやすい特徴があります。ジルコニアはセラミックの一種で、チタンよりも白く美しい見た目と、金属アレルギーの心配がないというメリットがあります。
しかし、ジルコニアはチタンよりも割れやすいというデメリットもあります。どちらの素材を選ぶかは、患者の希望や歯科医院の提供するサービスによって異なります。
オールオン4の仮歯の素材
オールオン4の仮歯は、樹脂性のインプラントブリッジと呼ばれる材質で作られています。樹脂性のインプラントブリッジは、人工歯と歯茎を一体化したもので、インプラントにネジで固定されます。樹脂性のインプラントブリッジは、天然歯に近い色や質感を再現することができますが、耐久性や耐摩耗性には劣ります。そのため、オールオン4の仮歯は、インプラントと骨が結合するまでの約3〜6ヶ月だけ使用され、その後に本歯となるジルコニア製のインプラントブリッジに交換されます。ジルコニア製のインプラントブリッジは、樹脂性のインプラントブリッジよりも強度や耐久性が高く、長期的に使用できます。
オールオン4の補綴上部構造の素材
補綴上部構造の素材は、レジン(人工樹脂プラスチック)やジルコニアなどが用いられます。レジンは軽くて安価な素材で、仮歯として使われることが多いです。しかし、レジンは色あせや変形が起こりやすく、耐久性に劣ります。ジルコニアは耐久性や審美性に優れた素材で、最終的な本歯として使われることが多いです。
しかし、ジルコニアはレジンよりも高価で、製作に時間がかかります。また、ジルコニアは硬すぎるという欠点もあります。硬すぎると、噛む力がインプラントフィクスチャーや顎の骨に過度に負荷をかけることがあります。そのため、ジルコニアの上部構造を選ぶ場合は、インプラントフィクスチャーとの適合性や咬合力の調整に注意が必要です。
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