2024.04.06
オールオン4で受け口も改善しますか??
結論から言いますと、個人の受け口の度合いによっては可能です。
オールオン4とは、歯がすべてない・ほとんど残っていない人に有効なインプラント治療法の一つです。最小で4本のインプラント体に対して片あご全体の義歯を取り付けることで、噛む機能や美観を回復することが可能です。
オールオン4は、受け口の改善にも効果があると言われています。受け口とは、上あごよりも下あごが前方に突出している状態を言います。この状態は、歯並びや骨格の問題が原因で起こります。
オールオン4で受け口を改善するには、以下の3つのステップが必要です。
- 受け口のタイプを診断する
- インプラント体の位置や角度を決める
- 義歯を装着する
まず、受け口のタイプを診断することが重要です。受け口には、歯槽性反対咬合と骨格性反対咬合の2種類があります。
歯槽性反対咬合は、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている、もしくは上の前歯が内側に傾いている状態です。この場合は、歯の傾きが原因で起こっています。
骨格性反対咬合は、下顎が上顎よりも前に出ている状態や、上顎が下顎よりも後方にある状態です。この場合は、骨格が原因で起こっています。
受け口のタイプによって、オールオン4の治療法が異なります。歯槽性反対咬合の場合は、オールオン4のみで受け口を改善できる可能性が高いです。骨格性反対咬合の場合は、オールオン4に加えて外科的手術が必要になる場合があります。
次に、インプラント体の位置や角度を決めることが重要です。オールオン4は、傾斜角をつけて斜めにインプラント体を埋入することで安定した固定を実現する技術です。この傾斜角は、受け口の度合いや顎の骨の厚みによって調整されます。
インプラント体の位置や角度を決めるには、CTや3Dプリンターなどの最新の技術を用いて、患者の口腔内の状態を正確に把握する必要があります。また、経験豊富な歯科医師の判断も重要です。
最後に、義歯を装着することが重要です。オールオン4で取り付ける義歯は、数本の歯だけを補うものではなく、片顎すべての歯の代替となります。そのため、義歯の形や色、大きさなどは、患者の顔の形や表情、好みなどに合わせてカスタマイズされます。
オールオン4で受け口を改善するメリット
オールオン4で受け口を改善するメリットは、以下のようなものがあります。
- 強く噛むことができる
- 身体への負担が少ない
- 通常のインプラントより費用を抑えられる
- 顎の骨への影響も少なく若々しさを保てる
オールオン4で受け口を改善するデメリット
オールオン4で受け口を改善するデメリットは、以下のようなものがあります。
- 外科手術が必要になる場合がある
- 健康な歯も抜歯することになる場合がある
- 治療可能な歯科医院が限られる
- 保険適用外で治療費が高い場合がある
- 治療後もメンテナンスが必要
オールオン4で受け口を改善できるかどうかは、個人差があります。受け口のタイプや度合い、顎の骨の状態などによって、治療法や効果が異なります。オールオン4に興味がある方は、まずは専門の歯科医師に相談してみましょう。
神奈川県鎌倉御成歯科では経験値の高いインプラント認定医によるインプラント、オールオン4無料相談、カウンセリングを行っております。ご希望の方は、お電話にてお申し込みください。
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